ミドルウェイというマインドフルネス瞑想の手法では、全意識を体の中心に集中させます。
体の中心と言われても、一体どこなのでしょうか。今回は、ミドルウェイにおけるキーワード、体の中心についてお話します。
マインドフルネス瞑想中に、どこをどうのように意識したらいいのかが、お分かりいただけると思います。
▐| 体の中心とは、どこ?
「マインドフルネス瞑想とは?」でも触れましたが、ミドルウェイというマインドフルネス瞑想の手法においては、体の中心という部分が、非常に大事な要素となります。
体の中心って、おヘソ?お腹?と思われるかもしれませんが、ミドルウェイにおいては、それはおヘソから指2本分上を指します。ご自分の体の中心を、指を使って確かめてみてください。
体の中心がどこか分かったら、そこに指を当て、ゆっくり呼吸してみてください。指が当たっているので、その部分を意識しやすいと思います。
息を吸って吐くたびに、指が浮き沈みするくらい、深く呼吸をしてみましょう。
▐| 体の中心と意識の関係
体の中心に意識がある、ということは、意識が今、ここ、この瞬間にある、ということを意味します。
知人が、「気をつけて、という日本語は、「気」を自分につけること」と言っていましたが、まさに、体の中心に意識があるという考え方と同じです。
意識が体の中心にあるとき、意識が一番安心して安らいでいる状態。「意識」さんという名前のカエルがいて、そのカエルが体の中心にある部屋のベッドで、リラックスしている。そんなイメージ。
あなたが過去のことでくよくよしたり、腹が立っているとき、カエルはその部屋にいません。過去へ外出中。
マインドフルネス瞑想中は、カエルが在宅中であるということで、外出しようとしたら、呼び戻す作業です。
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▐| まとめ
ミドルウェイとは、middle wayと綴ります。ミドルとは「中央の、真ん中の」という意味で、ウェイは「方法、やり方」。つまり、体の中央部分に意識を集中させる方法、ということです。
マインドフルネス瞑想中は、常に体の中心に意識を集中させましょう。
以上、ミドルウェイの最重要ポイントである、体の中心に意識を集中させることについて、解説しました。
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