子供や10代の若年層[うつ病診断テスト]チェックシート基準は独特

うつ病というと、何となく働き盛りの人が、働き過ぎて心が折れ、ある日うつ病を発症する、なんてイメージがありますが、うつ病のリスクがあるのは子供でも同じことです。

社会でストレスを受けるのは、大人だけではありませんからね。

今回は、無料で利用できる、12歳から17歳の10代の子供を対象としたうつ病自己診断テスト、KADS-11をご紹介します。

診断基準についてですが、一般層向けのうつ病診断テストのそれとは多少異なります。

チェックシートにあるリスト項目が、いくつ当てはまりますか?

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▐| 子供や十代のうつ病診断テスト

ダルハウジー大学精神医学部のスタン・カッチャー教授が開発した、KADS(Kutcher Adolescent Depression Scale)は、12歳から17歳の十代の子供のうつ病についての自己診断テストです。

ダルハウジー大学といえば、カナダのノバスコシア州の州都ハリファックスにある伝統ある公立大学で、カナダ東海岸では最大規模の大学です。カナダ首相などの政治家や著名人を多数輩出していて、あの『赤毛のアン』の作者ルーシー・モード・モンゴメリも、このダルハウジー大学で学んだことがあるとか。『赤毛のアン』の中でアンがレドモンド大学で勉強しますが、ダルハウジー大学がモデルになっています。

KADSには、6項目バージョンと11項目バージョンがあり、11項目バージョンが最も一般的に、十代の子供のうつ病を診断するのに使用されています。

6項目バージョンは、11項目バージョンを簡素化したものです。

KADS-11、11項目バージョン

まずは、KADS-11、11項目バージョンからご紹介します。

過去一週間、以下の質問において、それぞれどの項目に当てはまりますか?

  1. 落ち込んだ気分、悲しみ、元気が無い、何もする気が起こらないことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  2. イライラしたり、すぐキレたり、腹が立ったり、理性を失ったりすることがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  3. 睡眠について、病気(うつ状態)になる前の数年間と比べて、寝つきが悪くなり、眠れないままベッドで過ごしたりすることがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  4. 友達と遊んだり、親友、彼氏・彼女と過ごしたり、外に出かけたり、仕事や学校での活動、趣味やスポーツや気晴らしに何かしたりということが、面白く無いと思うことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  5. 自分は価値が希望の無い、人をがっかりさせる、悪い人間だと思うことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  6. 疲労感、気力が無く、やる気が起こらない、何か成し遂げるにはかなり無理して頑張らないといけない、 長時間横になったり休養したいと思うことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  7. 集中するのが難しく、学校の勉強や仕事に没頭できない、すべきことをしなければいけないときにぼんやりとしてしまう、何かを読んでいるとき集中できない、仕事や学校が退屈と思うことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  8. 人生は面白くないと思ったり、以前(病気(うつ病・うつ状態)になる前)は、楽しかったことが楽しいと感じなかったり、楽しいかったことが、以前(同上)ほど楽しいと思わなくなった
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  9. 心配、不安、緊張、パニック、びくびくしたり、ひどく興奮することがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  10. 頭痛、吐き気、しびれ、下痢、震えや、落ち着きがなかったり、不安からドキドキしたりすることがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  11. 自殺などの自傷行為について、考えたり、実行しようと計画したり、行動を起こしたりしたことがある
    a) 考えたことも、計画したことも、実行したこともない
    b) ときどき考えるけど、計画したり実行したことはない
    c) よく考えるけど、計画したり実行したことはない
    d) 計画したことがる、また実際に自傷行為をしたことがある

【うつ病診断基準】
以下のように点数化し、合計点を出します。

a) 0点
b) 1点
c) 2点
d) 3点

合計点の幅は、0~33点になります。

合計点が、高ければ高いほど重度のうつ病という診断基準です。

何点から何点は軽症で、何点から何点からは中等のうつ病で・・・、というようなカテゴリー化されていないので、ちょっとすっきりしませんが、子供のうつ状態の基準が分かるようになっています。

KADS-6、6項目バージョン

6項目バージョンは、学校やクリニックなどの機関で、教育者や専門家などが使用するように作られた診断テストです。10代の子供に診断テストを施すとなると、簡素化されている方がいいですからね。

過去一週間で、どれくらいの割合で、以下の内容が、”普通の状態”だったと言えますか?

  1. 気分が落ち込んでいたり、憂鬱だったり、悲しかったり、ただ’面倒くさい
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  2. 気分が落ち込んでいたり、憂鬱だったり、悲しかったり、ただ’面倒くさかった
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  3. 自分は価値の無い人間で、何の希望もなく、人をがっかりさせる、悪い奴だと感じる
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  4. 疲労感、無気力で、やる気が無い、何かするには無理をしないと成し遂げられない、たくさん休憩がほしいと感じた
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  5. 人生はちっとも楽しくない、普通は楽しいだろうことが楽しくない、以前は楽しいと思ったことが楽しく感じられない
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  6. 悩んでいて、びくびくしていて、緊張していて、不安である
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう
  7. 自殺や自傷行為について考えたり、計画したり、実効しようとしたことがある
    a) ほとんどない
    b) ときどきある
    c) よくある
    d) いつもそう

【うつ病診断基準】
以下のように点数化し、合計点を出します。

a) 0点
b) 1点
c) 2点
d) 3点

0~5点: うつ病ではない
6点以上: うつ病の可能性有りで、点数が高くなればなるほど、深刻さが増す
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▐| まとめ

まさか中学生や高校生でもうつ病になるの?と思われた方もいるでしょう。

しかし実際に、高校に入学して間もないとき、15歳でうつ病を発症したケースを知っています。

ストレス社会では、こういった若年層にこそ、皺寄せが来るのかもしれませんね

以上、10代の子供・若年層のためのうつ病自己診断テスト、KADS-11とKADS-6をご紹介しました。

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