色々ある[うつ病診断テスト]チェックシート基準はうつ状態が2週間

気分が落ち込んで、気力が無かったり、とにかくいつもとは違う自分がいる。もしかしてこれってうつ病じゃ?なんて思ってみたものの、それが本当がどうか専門家を尋ねる前に、とりあえず自分で調べることができたらいいですよね。その方が、心の準備もできるというもの。

あるいは家族や友人、恋人が最近何だかいつもと様子がおかしい。もしかしてうつ病なんじゃ・・・。でもいきなり、「あなたはうつ病かもしれないから、医師に診てもらった方がいい」、なんて何の確証もないのに言い出せませんよね。

そこで今回は、最もよく使用されていて、無料でできる、うつ病の自己診断デストを複数ご紹介します。

□ DSM-IV
□ BDI-II
□ CES-D
□ The Zung
□ MDI

チェックシートにあるリスト項目が、いくつ当てはまりますか?

そしてうつ病か疑わしいかどうか、診断基準とは?

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無料でできる、自己診断テスト

「何となくいつもと様子が違う」

自分自身についてそう思ったり、親しい人についてそう感じたり。

うつ病は精神障害の一つですから、一年に一度、会社で受ける健康診断に、うつ病かどうかの検査欄はありません。ですから、定期検診で見つかった!なんてことはないでしょう。

だったらどうやってうつ病かどうか、判断すればいいのでしょうか。最終的に判断をくだすのは、もちろん専門医ですが、いきなりうつ病かもしれませんと病院へ行くのは抵抗があります。

そこで自己診断できる、うつ病診断テストを複数ご紹介します。

複数の診断テストを試すことで、その結果の信憑性が高まるでしょう。

DSM-IV

日本でうつ病診断テストといえば、このDSM-IV が最も一般的かもしれません。厚生労働省のウェブサイトにも掲載されています。

DSM-IVとは、アメリカ精神医学会により開発された精神障害を診断するためのマニュアルです。DSM-IVは、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders『精神障害の診断と統計マニュアル』の略で、IVとは第4版という意味。

厚生労働省のウェブサイトを診ると、「大うつ病エピソード」とありますが、これは、抑うつ状態のみの症状が現れる気分障害のことです。おそらく私たちが一般的にイメージする「うつ病」は、これに当てはまります。またエピソードとは、各チェック事項にある設問内容そのものです。「そういったことが最近ありますか?」という設問の中の「そういったこと」が、エピソードです。

「前田クリニック」のウェブサイトより、DSM-IVを、分かりやすい状態にした、うつ病自己診断テストを紹介します。

以下の症状が、一日中ほぼ毎日、2週間以上続くか、「はい」か「いいえ」で答えてください。

〖 A群 〗

  1. 気分が著しく落ち込んで、気分が晴れずに、憂うつな状態、悲しい、何の望みもない
  2. ほとんどすべての活動、特に自分が好きだった、または楽しんできた趣味・活動にも興味がなくなり、ニュースや新聞にも興味がなく、ほとんどすべての活動において喜びを感じなくなる状態、何をしても面白くない、何かしようとは思わない

〖 B群 〗

  1. ダイエットをしていないのに、著しい体重減少や増加(1ヶ月に体重の5%以上:例 体重60kgだと3kg以上の増減)があり、ほとんど毎日、食欲が減少したり増加したりする
  2. ほとんど毎日の不眠(寝付けない・途中で目が醒める・早朝目が醒める、悪夢にうなされる、熟眠感がない)や睡眠過剰(1日10時間以上眠る、昼間寝てばかりいる)がある
  3. ほとんど毎日、話し方や動作が遅くなったり、活動性が低下したり、口数が少なくなったり、声が小さくなったり、あるいはイライラして落ち着きがない
  4. ほとんど毎日、疲労を感じたり、身体が重くなったり、身体を動かしていないのにひどく疲れたり、気力・やる気が落ち込んでいる
  5. ほとんど毎日、自分はダメ人間で価値のない人間と感じたり、他人に迷惑ばかりかけていると思ったり、罪深い人間だと思う
  6. ほとんど毎日、思考力や集中力が低下し、注意力が散漫になったり、決断が困難である
  7. 死にたい・消えてなくなってしまいたい・自分がこの世にいないほうがよい、などと考えることがる

【うつ病診断基準】

A群で、1)か2)の一つまたは両方当てはまり、かつB群の質問で「はい」と答えた数が、

1~2個: 軽症うつ病
3~4個: 中等うつ病
5個: 重度うつ病

A群で1)と2)の両方共「いいえ」の場合、うつ病ではありません。

BDI-II Beck’s Depression Inventory

アーロン・ベック氏によって開発されたBDI-IIは、数あるうつ病診断テストの中でも、信頼性・有効性が非常に高いという調査結果があり、対象者も13歳以上の一般層なので、非常に使いやすい診断テストと言えるでしょう。

それぞれの事項で、一番あてはまるものを選んでください。

  1. 悲しみについて
    ▪ 悲しくはない (0点)
    ▪ 悲しいと感じる (1点)
    ▪ いつも悲しくて、気持ちを切り替えることができない (2点)
    ▪ 悲しすぎて不幸すぎて、我慢できない (3点)
  2. 将来の希望について
    ▪ 将来について、特に失望していることはない (0点)
    ▪ 将来について、失望している (1点)
    ▪ 将来楽しみにしていることなど何も無い (2点)
    ▪ 将来は絶望的で、何も良くならないと感じる (3点)
  3. 出来損ないかについて
    ▪ 自分は出来損ないとは思わない (0点)
    ▪ 平均的な人より、出来が悪いと思う (1点)
    ▪ 自分の人生を振り返ると、失敗ばかりが思い浮かぶ (2点)
    ▪ 人として、自分は完全な出来損ないだと思う (3点)
  4. 満足感について
    ▪ 以前と変わらず、満足感を得られる (0点)
    ▪ 以前ほどものごとを楽しめなくなった (1点)
    ▪ 全く満足感を得られない (2点)
    ▪ 全てにおいて、不満でつまらない (3点)
  5. 罪悪感について
    ▪ 特に罪悪感は無い (0点)
    ▪ ときどき罪悪感を感じる (1点)
    ▪ ほとんどの時間、罪悪感を感じている (2点)
    ▪ いつも罪悪感を感じている (3点)
  6. 自分を懲らしめることについて
    ▪ 自分を懲らしめているとは思わない (0点)
    ▪ 自分を凝らしているかもしれないと思う (1点)
    ▪ 自分を懲らしめたいと思う (2点)
    ▪ 自分を凝らしめていると思う (3点)
  7. 失望感について
    ▪ 自分はつまらない人間だとは思わない (0点)
    ▪ 自分はつまらない人間だ (1点)
    ▪ 自分について、うんざりしている (2点)
    ▪ 自分が嫌い(3点)
  8. 失敗や弱点について
    ▪ 自分が人より劣っているとは思わない (0点)
    ▪ 自分の弱点や失敗について、自己批判する (1点)
    ▪ 自分の過ちについて、いつも自分を責める (2点)
    ▪ 悪いことが起こると、全て自分のせいだと自分を責める (3点)
  9. 自傷行為について
    ▪ 自殺したいとは思わない (0点)
    ▪ 自殺について考えるけど、実行することはない (1点)
    ▪ 自殺したいと思う (2点)
    ▪ 機会があれば、自殺するだろう (3点)
  10. 泣くことについて
    ▪ 以前より泣くようになったということはない (0点)
    ▪ 以前よりよく泣くようになった (1点)
    ▪ 今は、いつも泣いている (2点)
    ▪ 以前は泣くことができたけど、今は泣きたくても泣くことができなくなった (3点)
  11. イライラ感について
    ▪ 以前より、イライラが増したということはない (0点)
    ▪ 普段より少しイライラするようになった (1点)
    ▪ かなりの時間、イライラしている (2点)
    ▪ いつもイライラしている (3点)
  12. 興味の喪失について
    ▪ 他人について興味がある (0点)
    ▪ 以前より、他人への興味が減った (1点)
    ▪ 他人への興味はほとんど無くなった (2点)
    ▪ 他人への興味が全く無くなった (3点)
  13. 決断力について
    ▪ 以前と同じように、ものごとを決めることができる (0点)
    ▪ 以前より、ものごを決めるのに時間がかかる (1点)
    ▪ 以前より、ものごを決めるのが困難になった (2点)
    ▪ もはや何も決めることができない (3点)
  14. 自身の魅力について
    ▪ 自分の容姿について、以前と変わらないと思う (0点)
    ▪ 老け込んだとか魅力が無くなったように見えるのではないかと、心配している (1点)
    ▪ この先一生何の魅力もない自分の姿が、そこにあるように感じる (2点)
    自分の容姿は醜いと思う (3点)
  15. 何かを成し遂げることについて
    ▪ 以前と同じように、仕事や作業をこなすことができる (0点)
    ▪ いつも以上に努力しなければ、何かを始められない (1点)
    ▪ 何かするには、かなり無理しなければいけない (2点)
    ▪ 全く働くことがことができない (3点)
  16. 睡眠について
    ▪ 普段通り眠ることができる (0点)
    ▪ 以前ほどよく眠れない (1点)
    ▪ いつもより1~2時間早く目が覚め、その後再び眠りにつきにくい (2点)
    ▪ 以前に比べて、何時間も早く目が覚めるようになり、その後再び眠ることができない (3点)
  17. 疲労感について
    ▪ 以前より疲れやすくなったということはない (0点)
    ▪ 以前より疲れやすくなった (1点)
    ▪ 何をしても疲れる (2点)
    ▪ 疲れていて何もできない (3点)
  18. 食欲について
    ▪ 食欲はいつもと変わらない (0点)
    ▪ 以前ほど食欲はない (1点)
    ▪ 食欲が著しく減った (2点)
    ▪ 全く食欲が無い (3点)
  19. 体重減について
    ▪ 最近特に体重が減ったということはない (0点)
    ▪ 2.3kg以上体重が減った (1点)
    ▪ 4.5kg以上体重が減った (2点)
    ▪ 7kg以上体重が減った (3点)
  20. 健康への悩みについて
    ▪ 今まで以上に健康について、悩んでいるということはない (0点)
    ▪ 痛みや腹痛、便秘など、健康問題について悩んでいる (1点)
    ▪ 健康問題についてとても悩んでいて、他のことを考えるのが難しい (2点)
    ▪ 健康問題について悩み過ぎていて、他のことが考えられない (3点)
  21. 性欲について
    ▪ 性への興味は以前と変わらない (0点)
    ▪ 性への興味が以前より無くなった (1点)
    ▪ 性への興味はほとんど無い (2点)
    ▪ 完全に性への興味は無くなった (3点)

【うつ病診断基準】

点数の合計が、

1~10点: 気分の浮き沈みは、通常の範囲以内
11~16点: 軽症のうつ状態・気分障害
17~20点: うつ病である可能性
21~30点: 中等うつ病
31~40点: 重度うつ病
40点以上: 深刻な重度うつ病

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CES-D: Center for Epidemiologic Studies Depression Scale

CES-Dは1977年、ラドロフ氏によって開発されたうつ病診断テストで、その信頼性・有効性は非常に高いことが分かっています。

これも一般層が対象のうつ病診断テストですが、シニア世代や低所得層に対しても使用されやすいという特徴があります。

過去一週間において、下記の事項が、a)からd)のどれに当てはまるか答えてください。

a) ほとんどない(1日未満)
b) たまに、または少しの時間ある(1~2日)
c) ときどき、あるいはかなりの時間ある(3~4日)
d) ほとんど、あるいはいつもある(5~7日)

  1. 普段気にならないことに思い悩んだ
  2. 食欲が無くなって、食べたいと思わなかった
  3. 友達や家族が助けてくれても、憂鬱感を振り払うことが出きないと思った
  4. 自分は他の人と同じくらいいい奴だと思った
  5. 自分のしていることに集中するのが難しかった
  6. 気分が落ち込んでいると思った
  7. 自分がしたことは全て、努力だと思った
  8. 将来は希望に溢れていると思った
  9. 自分は人生失敗したなと考えた
  10. 恐怖を感じた
  11. よく眠れなかった
  12. 幸だなと思った
  13. 以前より無口になった
  14. 孤独を感じた
  15. 人は無愛想だ
  16. 人生をエンジョイした
  17. しばらく泣き止むことができなかった
  18. 悲しいと感じた
  19. 自分は人から嫌われていると思った
  20. 仕事などに取りかかったり、動き出すことができなかった

【うつ病診断基準】
質問4、8、12、16は
a)=3点
b)=2点
c)=1点
d)=0点

それ以外の質問では、
a)=0点
b)=1点
c)=2点
d)=3点

合計点が、
15点以下: 問題無し
15~21点: 軽症から中等のうつ状態
21点以上: うつ病の可能性

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もっと診断テストを受けて、うつ病かどうかハッキリさせたい、という人の為に、まだまだあります。
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