うつ病になりやすい人とは?10のリスク要因と性格的特徴

うつ病とは、誰でもなりうる可能性のある病気です。

しかし当然のことながら、糖尿病やガンになる人とならない人がいるように、世の中にはうつ病になる人とならない人がいます。

そこで不思議に思うのは、うつ病になる人とならない人では、一体その違いは何なのかということです。

うつ病になった人の特徴を分析すると、うつ病になりやすい人のリスク要因が見えてきます。

今回は、うつ病になりやすい人とはどういった人なのか、どういったリスク要因を持った人がうつ病になりやすいのか、性格的特徴が有るのか無いのか、あるとしたらどんな特徴なのか、についてです。

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▐| どういった人がうつ病になりやすいの?

うつ病は心の病気と思われがちなので、どうしても偏見が持たれやすい病気ではないでしょうか。

しかし実際は様々な原因で発症する病気であり、脳についての研究が進んだ近年では、うつ病は脳内ホルモンが不足したり、バランスが崩れて起きる、つまり脳の病気であるとも言えることが分かっています。

人気健康番組『主治医が見つかる診療所』でお馴染みの心療内科医の姫野医師によると、

「うつ病というと、意思の弱い人がなると思われがちですが、実は頑張り屋さんがなる病気。
ズボラな人はならない」

では実際にどういった人がうつ病になりやすいのか、そのリスク要因をまとめました。

1. 性別、女性である

うつ病を性別でみると、女性の方がなりやすい病気です。男性の2倍というから驚きです。実に1/4の女性が、生涯で一度はうつ病を経験すると言われるほど、女性に多い病気です。女性がなりやすいうつ病ですが、これは何も、女性が弱いとか(今の時代、女性が弱いと思う人は少ないでしょうが)、そういう理由ではありません。女性は生理や妊娠、閉経などで、ホルモンバランスが崩れやすい環境にあり、妊娠出産など体に負担の大きいライフイベントを経験するからです。

2. ストレス・トラウマを抱えている

肉体的・性的虐待、愛する人の喪失、人間関係、金銭問題など、ストレスやトラウマを抱えている人は、うつ病になりやすいです。

3. 家族歴

血縁関係者に、うつ病の人、双極性障害者(躁うつ病)、アルコール中毒者、自殺者がいる場合、うつ病になりやすいと言えます。

4. 性同一障害で支援環境が無い人

心と体の性が一致しない人が、周囲に理解してくれる人がいなかったり、支援環境が整っていない場合、うつ病になりやすいです。

5. 精神障害を患っている

不安障害、摂食障害、心的外傷後ストレス障害PTSDなどの精神障害を患っている場合、うつ病になりやすいです。

6. アルコール中毒者、薬物使用者

7. 大病を患っている

ガン、心臓病、脳卒中、長期に渡る痛みなど、大きな病気を患っている場合、うつ病になりやすいです。

8. 特定の薬

高血圧の薬や睡眠薬などは、うつ病のリスクにつながる場合があります。しかしそのような薬を服用していても、自己判断で勝手に飲むのを止めないで、必ず医師に相談しましょう。

9. 性格

自尊心が低かったり極度の依存症だったり、または自己批判的で悲観主義である場合、うつ病になるリスクが高まります。

周囲から見れば一生懸命に頑張っているのに、自分は全然頑張っていない、もっと頑張らなくてはと、全ての責任を負って頑張る人、あなたの身近にいませんか?

楽観主義者であればこのような場合、「ま、肩の力を抜いて気楽にやればいいか」と考えるでしょう。

先述の姫野医師が言う、うつ病になる人は頑張り屋さんが多く、ズボラな人はならない、というのも頷けます。

10. 生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていることも、うつ病になりやすいというリスクにつながります。これについて、もう少し詳しく見てみましょう。

▐| 生活習慣が乱れ

うつ病になりやすい人と聞いて、私が真っ先に思い浮かんだのは、”生活習慣が乱れている人”でした。
特に睡眠時刻、睡眠時間が毎日ばらばらな人。

睡眠とうつ病は深い関係がありますが、個人的にはこれはとても重要だと思います。

仕事で重要な任務を任され、夜遅くまで残業してから帰宅するので、ただでさえ睡眠時間が短い上に、重要なポストを任されたがゆえのプレッシャーで良く眠れない。眠れないという身体的ストレス、プレッシャーという精神的なストレスで、最後にはうつ病を発症するというケースがあります。

頑張り屋さんの典型的なケースですよね。

しかし、私の知り合いで、決して頑張り屋さんとは言えませんが、明け方までネットをしていたりスマホをいじっていたりして睡眠パターンが乱れ、うつ病になった人が何人かいます。

生活習慣という概念が全く無いような生活で、もちろん食事もろくなものを食べていないので、このままではうつ病が治ることはまずないでしょう。

また大学生の方で、夏休みに生活習慣がひどく乱れ、睡眠パターンも乱れた結果、うつ病になったというケースもあるようです。

もちろん他の要因もあるでしょうが、睡眠時刻・睡眠時間の乱れが関係していることは間違いないでしょう。

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▐| つぶやきとまとめ

「うつ病になりやすい人は、◯◯の性格の人だ」と性格的特徴をあげているサイトがあります。そういった傾向が実際にあるのかどうかは別にして、とにかくうつ病は誰にでも起こりうる病気です。特別な性格の持ち主だけがなるわけではありません。

実際にうつ病になった人の中には、まさか自分のような性格の人間がなるとは思わなかった、と言う人がいるように、「うつ病になりやすい人は、◯◯の性格の人だ」と言い切るのは難しいのでは?と思います。

逆に「◯◯の性格の人」ではない人は、うつ病にならないのかというと、決してそうではありません。単に女性というだけで、男性よりうつ病になるリスクは高いですし、仕事柄夜勤が多いなどの理由で生活が不規則になれば、その分うつ病になるリスクが高いと言えます。

明日は我が身です。

我が身ではなくても、家族がそうなることも十分考えられます。

現在の日本社会において、うつ病についての一般世間での理解はまだまだ乏しく、それゆえに偏見も多いかと思います。

しかしもう一度、繰り替えさせてください。

うつ病は、特別な性格の人だけではなく、誰にでも起こりうる病気です(← ここ強調)。

このことを理解してもらうことが、うつ病について正しい知識を拡めるための一歩になるのではと思います。

以上、うつ病になりやすい人とはどういう人?10のリスク要因についてでした。

References

MayoClinic. (2017, June 9). Depression (major depressive disorder). Retrieved from
http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/depression/symptoms-causes/dxc-20321472

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