きっと人生楽になる?欲望を放棄して物欲にサヨナラ!その方法とは

もっといい暮らしがしたい、もっといい物を食べ、もっといい家に住み、もっといい車に乗り、そのためにはもっといい仕事に就いて、たくさんのお金を稼ぐ。

上昇志向が良いとされる社会では、そんな物質主義者は決して悪ではなく、むしろ称賛されたりします。

しかしそんな物質社会にふと疑問を持つことってありませんか?

もっともっとと欲しがるままに物を手に入れ、ある日ふと身の周りを見渡すと、そんなに必要でない大量の物に囲まれています。

もっといい車に乗りたいと、手に入れたランクの高い車。物欲は満たされても、本当に心まで満たされるのでしょうか。

一旦「もっと」が始まると、「もっと、もっと」と思うのが人間。しかしいつまで経っても、その「もっと」は満たされることはありません。「もっと」が増えるだけ。

では、ここで一度「もっと」を放棄してみませんか?

今回は、そんな底なし沼のようにわいてくる「もっと」を断ち切り、欲望を放棄する方法を、クリストファー・ティットムス著書『今ここに生きる 実践マインドフルネス』を参考に、考えて見ましょう。

欲望を放棄することで得られるものとは、一体何なのでしょうか。

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▐| 欲望とは?

欲望とはそもそも何でしょう。字のごとく「欲しいと望むこと」と解釈できそうですが、もうちょっと深い意味がありそうな。でないと、話がここで終わってしまいます。

クリストファー・ティットムス氏によると、

必要とする以上のことを追い求めること

私たちが生きていく上で、最低限必要なものがあります。欲望とは生活を営む上で、必要以上、あるいは自分に必要ではないものを欲しいと望むことです。

そして必要以上のものを手に入れて、さらにそれ以上のものを欲しいと望む。手に入れたそれは、大して必要ではないのにもかかわらず、それに執着する。

欲望は底なし沼のようで、「もっと」が「もっと、もっと」になり、たとえ手に入れても、本当にそれによって心から満たされるかというと、疑問です。

そしてこの欲望とは、何も物欲のことだけを指すのではありません。新型スマホとか、新車とか、新築の一戸建てとか、そういうことだけではないんです。

例えば、人。

どうしてもあの女性と付き合いたい。しかしその女性は嫌がっていたり、既婚者であったり。付き合いたいと思うのは一時の欲望で、本当に必要な関係ではないかもしれません。

▐| 欲望を放棄するということ

マインドフルネス瞑想についての記事で、何度も

Letting go 心を解き放つ

についてお話してきました。何かに固執したり執着していると、とても心が痛いし苦しい。それを解き放てば、心が軽くなり、本当に楽になります。

参照記事
「マインドフルネス瞑想はマインドコントロールと違う!やり方注意点」
「ムカつく時は感情をコントロールしない!怒りを鎮める最強対処方法」

欲望も同じで、それを放棄すると、身も心も軽くなります。

では具体的に「放棄する」とは、どういうことなのでしょうか。

1. ものを放棄する

ものを放棄すると、生活レベルが落ちるかもしれません。

例えば自動車を手放せば、便利さは失うかもしれません。好きなときに好きな所へ行くことができて、雨風をしのげて、たくさんの荷物も運べる。車って、本当に便利ですよね。

しかしその便利さと引き換えに、ガソリン代、車検、駐車料金、保険料、メンテナンスや修理費、税金など、かなりのお金がかかります。車を維持するために、必死で働いている人も。それに車で移動ばかりしていると運動量が減り、肥満の原因になります。

車を手放せば、便利さは失いますが、得られるものがあります。金銭面からのプレッシャーから解放され、歩いたり公共の交通を利用する機会が増えます。結果、運動量が増えたり、今まで見えなかった地域のことが分かるようになったり。

もの自体を放棄するということは、失うことと引き換えに、得られるものがあるのです。少なくともプラスマイナスゼロか、それ以上のものを得られるかもしれません。

2. 支配欲や所有欲を手放す

ものに対する支配欲や所有欲を放棄するということは、今自分が所有しているもの、特にお気に入りのものについて、執着を持たなくなるということです。

ものに執着を持たなくなると、興味が物質的なものからもっと精神的な世界へと移ります。その結果、人との関わり方が変わり、目の前にいる人物の正確な価値が分かるようになるのです。

・・・とクリストファー・ティットムス氏は言いますが、確かに利害関係が無くなれば、人との関わり方は全く別のものとなります。お金を持っているから、権力者だから、この人とは良い関係を保とうとか、そういうのではなく、その人の内なる本質的な部分から、人を見るようになるでしょう。

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▐| 欲望を放棄するには?

では実際にどのように欲望を放棄すればいいのでしょうか。そんなこと本当に私たちに出きるのでしょうか。

できるできないではなく、やるかやらないかです。やれば出来るのです。

で、どうすればいいのでしょうか。

1. 手放していいものリストを作る

必要無いものをリストアップします。

これにも順番があります。徐々にレベルアップしていきます。

レベル1: まだ手に入れていない、欲しいと望むものを放棄する
新車、パソコン、スマホが欲しい、でも本当にそれらは必要なんでしょうか。そういったものをリストアップして、購入したい欲望を放棄できるものは何でしょう。

このレベルでは、現在の生活に何の変化もありません。生活水準は今まで通りですから、比較的何とかなる放棄レベルではないでしょうか。

レベル2: 身の周りのもの
自分の部屋を見渡すと、ものが溢れていることに気がつきます。そしてそれらのほとんどが、あまり必要ではないもの。おそらく中には買ってから、一度も手を付けていないものもあるでしょう。そういったものをリストアップします。放棄できるものは何ですか。

ここで注意したいのは、いつか使うかも、という未練です。1年間一度も使わなかったものは、おそらくこの先も使うことはないでしょうし、無くても全く生活に困りません。

このレベルでも、使っていないものを放棄する程度なら、今までの生活水準はキープできます。必要という程ではないけど、そこにあるから使っている、という程度のものであれば、無くてもおそらく困りはしないでしょうし、他のもので代用が可能かもしれません。

おそらく何とか大丈夫なレベルです。

レベル3: 大きなもの
大きなものとは、家、車、土地、財産などです。

このレベルになると、放棄するのにかなりの勇気が必要でしょう。なんせ放棄したら、生活が様変わりするからです。放棄することで、不便な点も大きく出てくるでしょう。しかしそれに引き換えて、幸せを手に入れることもできます。放棄したものが大きい分、手に入れるものも大きいはず。不便さなんて、慣れてしまえば何てことありません。

レベル4: 人・状態
放棄するものリストに、名声、結婚生活、パートナー、そして子供まで含めることができたら、それはすごいです。ストレスだった仕事も放棄しちゃえ、ってことになったら、明日からどうやって生活しようと不安になります。

子供を放棄したら、育児放棄になって、ネグレクトなんじゃないの?子供を養育する義務を、法律上放棄できるのか?という疑問がわきます。

このレベルまで放棄することが、ホント、人生一変します。

しかもクリストファー・ティットムス氏は、

すべて放棄できますか?それともどれ一つとして放棄できませんか?リストから何も除外してはいけません。たとえどんなに不可能に見えても、リストに入れてください。

そう、全て手放すものリストに入れろ、ということです。

2. 何が手放せるのか、考える

全部リストに入れろということで、リストに入れたらやっぱり放棄しなくちゃいけないのか、クリストファー・ティットムス氏って、何て現実離れしたことを押し付けるのか、と思いましたが、大丈夫です。

手放すものリストを作ったら、その次のステップは、リスト内容を吟味することです。リストに入れたもの全て捨てろと言っているわけではありませんので、ご安心を。

簡単に手放せるものは何か、手放してはとてもやってはいけないものは何か、よく考えるのです。

ちょっと断捨離っぽいですね。でもおそらく山下英子さんの言う断捨離には、子供は含まれていないと思いますが。

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▐| どうする?欲望に負けそうなとき

人間ですから、やはり欲望に負けそうなときってあると思います。ダイエット中なのに北海道産濃厚ミルクプリンを食べたくなったり、新しいiPhoneが欲しいという欲望を放棄したのに、もっと高性能の新型が発売されて、やっぱり欲しくなったり。

そんなとき、どうやって欲望に対処したらいいのでしょうか。

ミルクプリンやiPhoneを手に入れることは、自分にとってどれほど大切なことなのでしょうか。それらに対する全思入れを考え、それらを所有することがなぜそんなに重要なのか、自問するのです。

そして結果を考える。ダイエット中なのに北海道産濃厚ミルクプリンを食べたらどうなるのか。脂肪たっぷり、糖質たっぷり、高カロリー、コレストロールも高そう。そうすると、食べるのを止めた方がいいのか、あるいは半分だけにする、低脂肪なスイーツにする、など、ちゃんとロジカルに考え、行動できるようになります。

ちなみにこの方法は、戒律の厳しいタイ僧侶から教えてもらいました。

▐| 欲望を放棄すると、得られるものとは?

上記の方法で、断捨離のように欲望を放棄した向こうには、一体何があるのでしょうか。

そう、それはやはりinner peace心の平和です。穏やかな状態。

重い荷物を背中にしょって歩いていくのは辛いですが、それを下ろしたときの身軽さ、解放感。欲望を放棄するということは、こんな感覚に似ているのではないでしょうか。

荷を下ろすまでは、葛藤があるかもしれません。本当に下ろしちゃっていいの?とか。でもそれは背負わなくてもいい荷物である場合が多く、さっさと下ろしてしまいましょう。そしてinner peaceを感じてください。

▐| つぶやきとまとめ

どうして私たちって、もっともっと欲しくなるんでしょうか。そして逆に欲しいと思わない人、ものを買わない人を、変な目で見たりするのでしょうか。

物質主義の世の中、欲望を放棄すれば、inner peace を得ることができて、きっと人生楽に、そして豊に生きることができるのではないでしょうか。

少なくとも、家の中はすっきり片付きそうです。

以上、欲望を放棄すれば、人生楽になる?その方法についてでした。

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References

クリストファー・ティットムス. (2016.9.1). 今ここに生きる 実践マインドフルネス. ガイアブックス.

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