アニメ映画の『アナ雪』の歌で、let it goとありますが、let goというイディオムは、ご存知でしょうか。この二つのイディオムは、似ていますがちょっと違います。

マインドフルネス瞑想の考え方である、そのままを受け入れて、そして解き放つlet go 。今回のWisdom Talkは、let goについてお話します。

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▐| let goの定義

let goというイディオムを辞書で調べると、「解き放つ」とあります。全くその通りです。

自分を悩ませるもの、イライラさせること、落ち込ませること、腹が立つこと、不安、後悔、そういった感情、思い、考えをlet go解き放つのです。 順序立てて説明します。

▐ ステップ1: 自分を客観視、事実を見つめる

一日の予定や目標を立て、それが達成できないと、つい、「私は今日一日、一体何をしていたんだろう」と落ち込みます。

自分の理想像や、将来の夢、人生の目的なんぞを考えて、現実とのギャップに悲観的になったり。

そんなときは、まず「一日の予定や目標が達成できなかったんだな」という事実、そして「自分は、落ち込んでいるんだな」という事実のみを見つめます。

つい、その事実について、自分であぁだこうだと考えを加えがちです。

しかし決して「達成できなかったからダメだ」とか「落ち込ではいけない」のように、良し悪しやこうすべき、こうあるべきのような判断や評価を下してはいけません。

今どういう状況で自分はどう思っているのか、客観視し、事実を見つめるのです。

もし、「私が今日の目標を達成できなかったのは、友達が相談があるからと長電話してきたからだ」と腹が立ったら、それはそれでいいんです。「自分は、友達に腹が立っているだな」と自分の気持ちを見つめ、それを受け入れます。

繰り返しますが、「友達のせいにしている自分は、非常な人間だ」と、いいか悪いかを決めてはいけません。

▐ ステップ 2: ありのままを受け入れる

事実が何か分かったら、それをそのまま、ありのまま受け入れるのです。

予定や目標が達成できなかったこと、落ち込んでいる自分、友達に腹を立てている自分。それを受け入れます。

繰り返しますが、良し悪しやああすべきこうであるべき、のような判断を下してはいけません。

なぜかと言いますと、事実を受け入れるということは、「あぁ、自分はそうなんだな」という事実以上を考えない、良いか悪いか評価しない、あぁすべきこうであるべきと結論づけない、ということだからです。

そして一度受け入れたら、その事実は過去のことになった、と認識してください。これポイントです。

▐ ステップ 3: 解き放つ

落ち込んでいる自分、腹が立っている自分を受け入れたら、次はそれを解き放します。友達への腹立だしさ、イライラしている気持ち、悲観的な気持ち、それらを解き放つのです。

もうそれ以上、そのことについては考えない、ということなのですが、人によっては難しいかもしれません。

考えそうになったら、そういうときこそ、マインドフルネス瞑想をすることをオススメします。

その際に、川の流れが激しい上流で、解き放そうとしている気持ちを書き出した紙を川に流し、勢いよく流れ去っていくイメージとか、気球から空高くその紙が舞い、どこかへ飛んでいくイメージなどをすると、効きます。どこかへその紙が去ってしまうイメージです。

受け入れた瞬間に過去となった「事実」をいつまでも考えているということは、あなたの意識は、今現在この瞬間ではなく、過去にある。つまり、あなたはマインドフルな状態ではないということです。

マインドフルネス瞑想をすることで、マインドフルな状態、つまり今この瞬間に意識が向きます。

マインドフルな状態になること、つまり今この瞬間であなたの頭を一杯になるようにする。それが解き放つということです。

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▐| まとめ

ありのままの事実をそのままを受け入れて、そして解き放つ。こうやって書くと簡単そうに見えますが、やはりトレーニングが必要です。そのトレーニングに当たるのが、マインドフルネス瞑想です。

マインドフルネス瞑想中は、ありのままを受け入れて、解き放つ、という作業の繰り返しと言っても過言ではありません。

ありのままの事実を、そのまま受け入れて、そして水にさらさら流す。過去に生きることなく、今、この瞬間に、マインドフルに生きるための、一番の基本です。

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