男性のうつ病はイライラ攻撃的?特徴的症状まとめ

男性がうつ病で、女性がサポートする映画やエッセイ、コミック本などを読むと、男性が抱える症状は、私たちが一般的にイメージするうつ病と合致していることが多いです。

フィクションではなく、実話がベースとなっている場合でも、その内容は私たちが知っているうつ病の症状ですよね。

逆にこういったメディアから、私たちのうつ病についてのイメージや知識が確立されていったのかもしれません。

しかしうつ病に関するフォーラムを閲覧すると、うつ病の男性を支える女性からの相談やコメントが多く、その内容は決して私たちがイメージするうつ病そのままというわけではないことが分かります。女性が知っているいわゆるうつ病とはかけ離れているパートナーの言動に、戸惑い、悩んでいる様子が、痛いほど伝わってくるコメントも多く、読んでいるこちらまでも、胸が痛みます。

今回は男性のうつ病とは一体どんなものなのか、その特徴的症状を詳しくまとめました。

私たちが思い浮かべているうつ病とは、少し違うかもしれません。サポートする女性までも心を病んでしまわないよう、正しい知識を得てください。

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▐| 男性はよりイライラ、攻撃的になる?

人がうつ病になるのは、性別関係ありません。つまり男女共にうつ病になります。しかしその症状は、男女で違いがあります。

もちろん共通する部分は多いです。うつ病の症状について詳しくは「うつ病の身体的・精神的症状と特徴まとめ一覧」を参照ください。

女性の場合は、感情的で内面的な症状であることに比べ、男性は、物理的・身体的な症状が現れることが特徴です。その結果、アルコールに溺れたり、薬物に手を出したり。私たち一般人からすると、こういった行動が鬱が原因とは結びつかないことが、男性のうつ病を難しくしている原因の一つでしょう。

例えば、身体的な疲労感、体の痛みなどが男性のうつ病の特徴ですが、もしあなたのパートナーが、ひどく疲れていて、イライラしてあなたに当り散らして、大量のお酒を飲んでいたら、うつ病かもなんて思いつかないでしょう。ドメスティックバイオレンスとか、パワハラとか、思いつくかもしれませんが、鬱とは夢にも思わない。映画やドラマで見た、落ち込んで泣いてばかりで、自分なんかいなくなったらいいのに、なんて状況なら、この人鬱かも、と疑いようがありますが。

余程知識がある人でないと、男性のうつ病を見抜くことは難しいかもしれません。なぜなら、気分の落ち込みや泣くことは、必ずしもうつ病の男性にとって一番顕著な症状とは限らないからです。

男性のうつ病の症状は、一般的な症状に加えて、以下のような特徴があります。

  • 身体的疲労
  • 体の痛み
  • 睡眠障害
  • イライラしたり、説明のつかない怒り
  • 支配的、暴力的、攻撃的なふるまい
  • 興味の喪失
  • 現実逃避をするようなふるまい(仕事やスポーツに長時間費やし、現実問題から逃げる)
  • アルコールや薬物の乱用
  • 危険な行為(乱暴な運転など)

もちろんこれらの症状は、うつ病の女性にも見られ、男性に限ったことではありません。しかし女性より男性に多く見られる症状で、アルコールや薬物に走るところは、典型的なように見えます。このような男性の行為は、うつ病の早期発見早期治療を妨げる原因です。何かあっても、周囲にそれをすぐには話さず、家族が病院へ行くのを勧めると、それを断ったり。

オーストラリアのうつ病についての情報サイトにある、フォーラムに寄せられた女性のケースを紹介します。

女性の夫はとても朗らかで明るい性格だったそうですが、うつ病を発症してからは別人のように変わったといいます。この男性の場合は攻撃的なったりせず、どちらかというと私たちがよく知っているうつ病
患者、つまり悲観的で気力が無く、落ち込んでいて毎日泣いているという症状だったそうです。もとの性格が明るかったゆえに、うつ病の今とのギャップが、本人も相談者の女性もとても辛いでしょう。女性が治療を勧めると、夫は治療は意味がないと悲観して、病院もカウンセラーも他の専門の助けも一切拒むそうです。夫の鬱は益々ひどくなるばかりで、治療が必要なのは明らかなのですが、全ての治療を拒否する夫に、どうしたらいいのか、この女性自身もすっかり参っている様子でした。

ところ変わっても、悩みは一緒ですね。

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▐| うつ病男性の鬱についての反応とは

男性のうつ病の特徴が、私たちがよく知っている症状とは違うことから、男性のうつ病は見過ごされがちです。ゆえに治療開始が遅れてしまうということに。うつ病も他の身体的疾病と同じで、早期発見早期治療が大事です。

周囲に相談しない

上記の例にあるように、男性は自分が鬱かも、あるいは何か変だと感じても、家族や周りにすぐには相談しようとしません。男子たるもの強い精神であり、弱音を吐くことは男らしさという概念から外れてしまうから。

結果的に、アルコールや薬物乱用につながることもあるようです。家族や友人らにすぐ相談すれば、いいのでしょうけど、そう簡単にいかなんでしょうね。プライドが邪魔するんでしょうか。

認識不足

先程も述べましたが、男性のうつ病の特徴が、よく理解されていないゆえに、症状が現れてもそれが鬱の症状なのか分からない。あるいはまさかそのふるまいや言動が鬱が原因だったなんて、本人も周囲も夢にも思わない。それゆえに、病院で鬱と診断されたとしても、あるいは周囲の誰かが鬱ではと気づいても、本人はまず否定するのでしょう。

事実の否定

さらにどんなに鬱の典型的な症状が現れても、自分は鬱なんかじゃない、自分が鬱になるわけないという否定。その症状が周囲の人間をどれだけ不安にさせていても、どれだけ心配させていても、現実から目を背けようとします。うつ病に対する偏見を恐れ、汚名をきせられてしまうのが怖いからです。

治療の拒否

またせっかく病院へ行き、うつ病あるいは鬱状態と診断されても、治療を拒否する男性もいます。治療するということは、自分が鬱であるという事実を認めることになるからです。治療による仕事への影響、うつ病だということで家族や友人、同僚などに対して威厳を失うかもしれない恐怖、社会の偏見など、治療を始め鬱ということを認めると、一気に直面しなければいけない恐怖があります。避けることができるなら、避けたい恐怖であり、現実であるということは、理解できなくもありません。

キャリアと性の悩み

うつ病に関するフォーラムを見ると、治療中の男性が懸念していることは、主に仕事やキャリア、それから性的なこと。治療中の男性の悩みはほとんど、この2つに集約されています。

軽い鬱と診断されて、数年前から坑うつ薬による治療を行っている30代半ばの男性。この間複数の女性と関係を持ちますが、行為を最後まで行うことができず、そのためか交際に発展せずに振られてばかりとのこと。

交際に発展しないのはそれが原因だけとは思えませんが、坑うつ薬の副作用として生殖器の問題があります。パートナーとの性の問題に発展することもある深刻な副作用です。男性として不能と烙印を押されたような気になるのは分からなくもないですが、これが治療の拒否の原因にもつながったりします。

うつ病の最悪のケース

最悪のケースですが、女性は自◯を試みる率が高いですが、男性の方が、自◯による死亡率が高いです。

これは男性の方が、確実に死に至る方法で自◯を図るからです。さらに男性は計画的というより衝撃的に自◯願望が起こり、自◯願望のサインを周りがキャッチできず、助けてあげることが困難という理由もあります。

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▐| 最後に

男性のうつ病について見てきましたが、私たちがよく耳にするうつ病とは、少し違うことがお分かりいただけたでしょうか。私たちが持っているイメージと、実際の症状にギャップがあり、それがうつ病の当事者や周囲の人間を困惑させたり、人間関係を悪化させたり、傷つけたりするのではないでしょうか。

私たちができることは、少しでも多くの正しい知識を得ることだと思います。もちろん知識があったところで、夫や彼氏の暴言や攻撃的な態度に恐怖を覚える女性はいるでしょう。それでもうつ病に関する正しい知識があるとないとでは、その後どう夫や彼氏と接すればいいのか少しでも客観的に見据えることができ、最悪の結果は避けることができるでしょう。

夫や彼氏が鬱の時の接し方については、「うつ病を軽視する言ってはいけない禁句言葉まとめ 家族友達の接し方」をご覧ください。

うつ病を題材とした映画やドラマ、ドキュメンタリー番組は、もっと幅広い視点から、うつ病を取り上げるべきではないしょうか。

こういったメディアから、私たちは知識を得ることは事実です。それがイメージやステレオタイプにつながることを考えると、メディアの責任は大きいと感じました。

以上、男性のうつ病の特徴的症状についてでした。

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References

Beyondblue. Depression in Men. Retrieved from
https://www.beyondblue.org.au/who-does-it-affect/men/depression-in-men

May Clinic. (2016, May 16). Male Depression: Understanding The Issues. Retrieved from http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/depression/in-depth/male-depression/art-20046216

National Institutes of Mental Health. Men and Depression. Retrieved from https://www.nimh.nih.gov/health/publications/men-and-depression/index.shtml

University of Michigan Depression Center. Men and Depression. Retrieved from http://www.depressiontoolkit.org/men/

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