うつ病自己治療・克服に役立つマインドフルネスの考え方1

私が実践しているマインドフルネス瞑想法は、タイ仏教がもとになっているので、そのやり方や考え方は、仏教の教えが大きく影響しています。

そしてうつ病自己治療のために、マインドフルネス瞑想に加え、認知行動療法も行っていて、そのやり方は以前「うつ病に効果!自分でやる簡単オススメ認知行動療法のやり方とは?」で詳しくご説明しました。

今回は、マインドフルネス瞑想の考え方で、うつ病自己治療・克服や認知行動療法に役立つものをご紹介します。

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▐| 出来事に良い悪いは無い

マインドフルネス瞑想法では、「全ての神経を「今」「ここ」に集中させる」ということが重要な要素です。そして集中できなかったからといって、「今日のマインドフルネス瞑想は、上手くできなかった」と良い悪いの判断をつけないこと。

この考え方については、「上手くやろうとしない!マインドフルネス瞑想やり方の重要ポイント」に詳しくあります。

そしてこの考え方をもう少し発展させて、

起きた出来事に、良い悪いは無い。
良し悪しを判断しないで、事実として受け入れる。

ということです。

つまり物事の良い悪いは、自分自身で、あるいは社会が勝手に決めたことでしかないのです。自分にとって悪いことでも、他人にとっては大したことではない、ということは、私たちは頭では分かっています。

特に認知行動治療を実践している方ならお分かりかもしれませんが、そういう悪いと思う出来事を、視点を変えて見たらどうなるか、というような訓練もあります。

仏教をもとにしたマインドフルネス瞑想法では、これもまたちょっと違います。

どういうことかと言いますと、いつものマイナスな思考パターンやそれから来る行動パターンを認識し、異なった見方をしてみようとか、プラスに持っていこうとか、そういうことではありません。

良い悪い、プラス・マイナスなんて無い、それがマインドフルネス瞑想法。良いか悪いか、プラスかマイナスか、判断しません。

▐| 良し悪し無しの世界

具体的にどういうことなのか、説明します。

ヨーロッパ一周旅行のプレゼント抽選に当たった

というのは、嬉しい出来事、良い出来事です。

後ろの車にぶつけられて、後部がひどく破損した

というのは、悪い出来事です。

「車の後部がめちゃくちゃになっても、怪我は無かったのは、不幸中の幸いだよ」
「相手の保険が全部カバーしてくれるみたいだから、良かったじゃないか」

周囲の人に、見方を変えればそんなに悪い出来事じゃないよと言われて、自分でもそう言い聞かせて、前向きに考えようとしたこと、ありませんか。

これはこれで、一つの考え方です。

しかしマインドフルネス瞑想法では、出来事について良い悪いは無く、ヨーロッパ旅行当選も、車の事故も、良い悪いということはありません。

ヨーロッパ旅行が当たったという事実、車の事故に遇ったという事実がそこにあるだけです。

ヨーロッパ旅行当選が良い出来事で、車の事故が悪い出来事だという判断を下すことはしないのです。

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▐| なぜ良し悪し無いの?

上記の例のように、車の事故に遇った友達がいます。その友達は怪我は無かったのですが、車の損傷はひどく修理不可能ということで、車一台買える分のお金が、相手の保険会社から支払われました。

もちろん友達は上機嫌。お気に入りの中古車を見つけ、運転しています。

またヨーロッパに旅行した人が、クレジットカードの番号を盗まれて被害に遇ったというニュースがあります。旅行をしなかったら、そんな被害に遇わなかったでしょう。

このように考えれば、何が良い出来事で何が悪いのか、良し悪しを判断することにあまり意味が無いことがお分かりいただけるでしょう。

事故に遇ったという事実、ヨーロッパ旅行に当選したという事実、そういった事実があるだけです。

それにしても事故に遇った例で、もし自分が被害者ではなく加害者の立場だったら?ものすごい悪い出来事のように見えなくもありません。わざと事故を起こしたわけではなくても、被害者や被害者の車に対して責任を負わなければいけませんし、自分の運転歴にも傷が付きます。保険代も値上がるでしょう。

被害者に対し申し訳ない気持ちを持つことは大事ですが、それでも、事故ったという事実を良い出来事悪い出来事と判断するよりも、そのような事実があるということを受け止めます。

申し訳ない気持ちや罪の意識の原因となった出来事が起こったという事実が、そこにあるだけです。

▐| うつ病治療に応用する

大事なのは、マインドフルネス瞑想法の考えを、うつ病治療に役立てたり、毎日の生活に取り入れていくことです。

考え方が、考え方のままで終わってしまっては、絵に描いた餅です。

では実際、どのようにその考えを役立てるのか。

うつ症状がひどいとき、とにかく何でも悲観的に考えたり、周囲で起こった出来事をマイナスに受け止めたりしますよね。

あまりうつ状態がひどくないときは案外気にならないことでも、ひどい症状のときはマイナスに考えてしまいます。

例えば同僚が「最近仕事が忙しい」と言うと、まるで自分に「お前はちっとも仕事をしていない、役立たずだ」と言われているような気がしたり。また周りでひそひそ話をしている人を見ると、自分の悪口を言っているんじゃないかと不安になったり。誰かがため息をついているだけで、自分は役に立たない人間だと責められていると怖くなったり。

そういうときこそ物事の良し悪しを判断しないという、マインドフルネス瞑想法の考え方の出番です。

誰かがため息をついているのは、別に悪いことでも良いことでもなく、単にその人がため息をついているという出来事を、私が目にしただけのことです。そこに良い悪いはありません。そういった事実があるだけ。

また「最近仕事が忙しい」と仕事仲間があなたに言ったとして、その言葉を良い意味が悪い意味が考えるのではなく、その人がそのように言ったという事実がそこにあるだけなのです。

うつ病に関係なく、毎日の生活でも、私たちは良かった悪かったと判断をつけたがります。

おいしいと評判のラーメン店。遠いところをわざわざ仕事の都合をつけて来たのに、その日は定休日だった・・・。高級ステーキ牛の特売日でスーパーに出かけたのに、既に完売だった。

運が悪かった出来事と捉えるのではなく、その日はラーメン店の定休日だったという事実、高級ステーキ牛は完売したという事実があるだけなのです。

毎日の些細な出来事一つ一つにいちいち反応して、気持ちが浮き沈みすることがないようになれば、マインドフルネス瞑想法のこの考え方の結果と効果です。

▐| つぶやきとまとめ

どうやってマインドフルネス瞑想法の考え方を応用し、私生活に取り入れているのか。

ほんの一例でしたが、参考になればと思います。

以上、うつ病自己治療・克服に役立つ、マインドフルネス瞑想法の考え方についてでした。

マインドフルネス瞑想のやり方や方法、効果については、
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