マインドフルネス瞑想でうつ病を自己治療して4ヶ月目の6月。この頃になると、うつ症状のパターンみたいなのが分かるようになり、予防がしやすくなりました。
6月の時点での、うつ病の状態をまとめました。
▐| いつ鬱になる?
マインドフルネス瞑想を中心とするうつ病の自己治療を始めて数ヶ月も経つと、自分のうつのパターンが見えてきました。
1ヶ月サイクルになっていて、ホルモンバランスが崩れるときに、うつ症状が出やすいことが、6月になる頃には明らかに分かってきたのです。
うつ病の自己治療を始める前は、そんなパターンがあるとは気づかないほど、毎日うつ状態がひどかったんだと思います。
しかしマインドフルネス瞑想を始め、それに加え、認知行動療法、食事療法、運動療法と、抗うつ薬以外のあらゆる方法を実践した結果、うつ病が徐々に回復していき、自分はどういった時にうつに陥りやすいのか、傾向が分かるくらいになりました。
自分のうつ病を分析し、そのパターンや傾向が分かれば、予防策を立てることができます。
つまりうつ症状がひどくならないように、あるいは発症しないように、何とかすることができるのです。
▐| うつの予防策
うつ病のパターンが明確化したことで、予定が立てやすくなりました。友達と約束をするときこの日は避けようとか、この週はこのように過ごそうとか。
で、6月のある土曜日。その日はうつの要注意日でしたが、離れた町に住む友人宅に行く予定でした。
車で1時間以上かかるその友人の家へ行くのは初めてでした。行き方を確認して自宅を出たのはいいのですが、道に迷ってしまったのです。結果2時間かけて、ようやくたどり着きました。
そして友人宅から帰るとき、その友人が帰り道をしっかり教えてくれ、私もちゃんと覚えたつもりでいました。来た道を帰ればいいわけですし。
ところが友人宅を出て最初の曲がり角を左に折れるところを、間違って右に曲がってしまったのでした。
大回りをしながら、何とか帰宅しましたが、またもや2時間かかってしまったのです。
うつの要注意日に、物事を理論的に考えるのは難しいことだなと、不必要に4時間以上運転した後、痛感しました。
数日後、どの道をどうして間違えたのか、冷静になって考えてみると、本当に何でもないことなんです。どうしてそんな所で間違えたのか、土曜日の自分は冷静に物事を判断できなかっただけ、としか言いようがありません。
この経験から、うつの要注意日には何をどう過ごすのか、考えるようになりました。ただ漠然と注意して過ごすのではなく、具体的に考えるようになったのです。
難しいことを考えたり判断したり、重要なことを決断するようなことはしない。
道を間違えて1時間のところを2時間もかかった、というような、私一人の失敗で終わるならいいですが、これが社運をかけた大事なプロジェクトだったりしたら、会社全体に迷惑がかかります。それは避けたいですよね。
ですからうつの要注意日には、ハードルが高く、難しいことはしない。
これが最大の予防策です。
▐| つぶやきとまとめ
マインドフルネス瞑想を始めて4ヶ月過ぎた頃、上記にあげたうつの予防策がはっきりしてきました。
もっと早い時点で分かれば良かったのですが、4ヶ月も要してしまいました。これでも遅すぎることはないでしょう。
それにしてもあの日、道を大きく間違えたとき、決して慌てることはありませんでした。今までの自分なら、パニックにはならないとしても、焦って手に脂汗をかいていたことでしょう。
しかしこの日は、手に汗をかくこともなく、道を間違えても、割と冷静でいることができました。
慌てるより、息を吸って吐いて、吸って吐いて、落ち着くことができたのです。慌てないよう、自分をコントロールしようとしたわけではありません。自然と息を吸って吐いて、吸って吐いてと、呼吸に集中していたのでした。
きっとマインドフルネス瞑想の効果だと、私は信じています。
以上、抗うつ剤を使わないで、マインドフルネス瞑想でうつ病を自己治療・克服する体験記、4ヶ月目についてでした。