うつ病 仕事や社会復帰のタイミング時期と復職後職場での注意点7つ

鬱病が原因で、会社を休職中だったり仕事を辞めた人でも、社会復帰を目指し、復職を望む人は大勢いると思います。あるいは収入のために、職場へ復帰しないといけない人も。

理由は様々で、気になるのは、どれくらいの期間で仕事へ復帰できるようになるのか、そのタイミングや時期はいつなのか、そして会社へ復職後、職場での過ごし方など、注意すべきことはどんなことなのか。

仕事へ復帰後のことを考えると、うつ病の再発、周囲への接し方など、不安要素はたくさんあるでしょう。

今回は、うつ病発症後、仕事復帰への期間やベストなタイミング時期、そして会社で再び働くようになってから、復職後、職場での注意点について紹介します。

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▐| 復職までの期間とベストなタイミング時期は?

ひどいうつ状態になれば、働き続けることが困難になり仕事を離れることもあるでしょう。そうなると気になるのが、一体自分はいつまた仕事ができるようになるのだろうという、社会復帰までの期間や復職するタイミング時期ではないでしょうか。

もし養う家族がいれば、できるだけ早い職場復帰を望むのは、無理ありません。

焦っても仕方ないのは頭では分かっていても、いつ?どれくらいの期間休職すればいいのかと、うつ状態がひどく仕事ができる状態ではないくても、つい気持ちばかりが焦ってしまうこともあります。

うつ病の治療がうまくいくと、毎日決まったことがほとんどできるようになり、これがそろそろ復職へのサインになります。

でもこれって、人それぞれですよね。治療が上手く順調にいく人もいれば、ゆっくり時間をかけて、ゆっくり回復する人もいるでしょうから、あなたは◯◯ヶ月の休養期間が必要で、その後復職できます、と断言できるものではありません。

1週間程度の休暇を取って、何とか酷いうつ状態を脱し、うつ病を克服したわけではないけれど、働き続けるくらいには回復した、というケースもあれば、社会復帰にはま長い時間がかかりそうというケースもあります。

何それ?

そんな声が聞こえそうです。当然ですよね、みんな答えが欲しいわけですから。

毎日決まったことがほとんどできるようになるのは、一体いつなのか、という答えが。

しかしながら、あなたは◯◯期間の休職後仕事に復帰できます、とか、毎日決まったことがほとんどできるようになるのはxxヶ月後です、と断言することはできませんが、ヒントになることはあります。

治療計画

医師やカウンセラーなどと治療計画を立てたら、それをこつこつと実行することです。

専門家と立てた計画ですから、実現可能な無理のない内容になっているはずですから、それを守り、こつこつと進める。

治療計画は実行するから効果があるのです。計画が計画で終わっては、意味が無いということです。

ここでポイントは、専門家が一方的に作った計画ではなく、専門家と一緒に立てた治療計画であること。自分がその計画内容に賛同し、しっかり理解していることが重要です。実行するのは他でもない、あなたなのです。誰かに一方的に作られた計画では、実行し続けることは難しく、実行し続けることができないということは、治療が上手くいかないということです。

こういった治療計画は、仕事を離れている期間や復職への時期やベストなタイミングがいつなのかという目安だけでなく、社会復帰への希望にもなるでしょう。

平均休職期間

デンマークのコペンハーゲンに本社を持つ、ルンドベック社の調査によると、うつ病治療による日本人の平均休職期間は79日だそうです。

この数値をどう捉えるかは、人それぞれでしょう。

世界的に見ると、この79日という休職日数は、とても長いのです。アメリカでは、平均わずか5日未満だそうで、ルンドベック社が調べた16ヶ国の中で、日本は群を抜いています。

79日という日数が、3ヶ月弱ということにも注目すべき点です。「3ヶ月未満なら、職場でそれほど問題視されないギリギリだから」というネット上の声もありました。

79日というのはあくまでも日本での平均で、これより休職期間が長いから、あるいは短いから、良い悪いの問題ではありません。

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▐| 仕事に復帰するときの注意点

うつ病の治療が順調に進み、遂に仕事へ復帰することになった人、とにかく仕事しないと食べていけないから復職する人、それぞれでしょうが、ここで復職後に、注意したいことを紹介します。

治療が第一

仕事がどんなに忙しくても、それによって治療が疎かになってはいけません。

仕事は生活で大事な一部かもしれませんが、一部であり全部ではありませんし、自分の健康に勝るものではありません。

治療が第一であることを常に忘れてはいけません。

なぜ仕事をするのか、考える

職場の人間関係、難しい内容の仕事や締切り、などなど、仕事にストレスはつきものです。忙しさのあまり、気が滅入ってしまいそうになったら、治療で学んだであろう、プラスに考えるテクニックを使いましょう。仕事が忙しいとき、プラスに考えて、なぜ仕事をするのか自分に問うのです。収入があれば自活でき、生活の安定につながります。社会貢献しているという満足感や、何かに所属しているという安心感を得ることもできます。

完璧を求めない

仕事をしていれば、間違えたり失敗をすることは、誰にでもあるでしょう。人間ですから、誰でも間違いをするのは当然です。一つの間違いもなく、完璧に仕事をこなすことは不可能だということを認識し、完璧を求めないことです。

過去は過去である

以前うつ病が原因で、仕事で失敗をしたからといって、今日また同じように仕事で失敗するとは限りません。過去は過去。うつ病治療前のこと。治療を行っている今、昔と同じようにミスをするとは限りません。今日仕事でこなしたことを振り返り、自分を十分褒めてあげましょう。

具体的な処方術を学ぶ

仕事をしていて、困難な状況になったとき、その状況に合った、具体的な処方術で、その困難をやり過ごします。その方法を治療で学んだはずですから、そのテクニックを実行するときです。

例えば、今まで担当したことがない仕事の内容。自分には不可能と落ち込むのではなく、具体的にどうしたらいいのか、ステップバイステップで考えます。その仕事の締切りが1週間後なら、明日は過去に担当したことがある人を探し出し連絡を取ること、明後日はその人に会うこと、もし明後日会えないなら、過去の資料を探すこと・・・などと、具体的に計画や方法を、細かく分けて、大きな最終目標を達成できるようにするのです。

職場の茶番劇も、仕事の内と割り切る

仕事をしていれば、上司の派閥や、同僚の人間関係など、一見仕事と関係ないようなことでも、避けられないことがたくさんあります。これらも仕事の内と割り切ることです。しかしそういうことが原因で、うつ病の治療が疎かになってはいけません。治療が一番大事だということを忘れないことです。

仕事と家庭の両立

うつ病が原因で長期休職していて家にいる時間多くなると、家族と一緒にいる時間が多くなるということです。で、職場復帰すると、家にいないわけですから、今度は仕事と家庭の両立に悩むことがあります。もしあなたが女性なら、子供の世話や家事など、仕事と家事と育児を全てこなしながら、うつ病の治療も進めるなんて、益々うつ状態が悪化しそうですよね。

そんなときはやはりヘルプを申し出ることです。実家の母親に頼るとか、行政のサービスを調べるとか、家族に協力を求めるとか。それが難しいときは、家事は完璧にしない、手抜きをする。夕食は、一品くらいはスーパーの見切り品とか、冷凍食品とか。

仕事をすることだけでなく、うつ病の治療でも、とにかく家族の協力は欠かせません。

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▐| 最後に

うつ病でただでさえ不安なのに、一体いつ仕事復帰できるのか考えて、益々不安になります。出口の無いトンネルに入ったようで、いつ復職できるのか、医師に尋いてもはっきりした答えが貰えないかもしれません。

で、焦ってしまったり、余計不安になったり、失望したり。

しかし「いつ」の答えの目安になるものはあります。

そしてその答えは、人によって様々であることを、最後に付け足しておきます。

以上、うつ病で仕事復帰までの期間と、復職する時期やタイミングはいつ?復職後の注意点7つ、についてでした。

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References

University of Michigan Depression Center. (n.d.). Coping at Work. Retrieved from http://www.depressiontoolkit.org/takecare/coping_at_work.asp

田上優子. (2015, March 4). "うつ病治療の休職期間、日本は平均79日間." ケアネット. Retrieved from https://www.carenet.com/news/general/carenet/39549

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