タイ仏教出家得度とは?産みの母として式に参加!瞑想センター

私が通っているマインドフルネス瞑想のクラスで誘われるがままに、タイ仏教のお寺かつ瞑想センターで出家得度を見に行ってきました。

始めたマインドフルネス瞑想法が、たまたまタイ仏教をもとにしたミドルウェイという方法だったことから、タイ仏教に縁ができて、リトリートだけでなく、出家得度まで見に行くことになるなんて。マインドフルネス瞑想を始めたばかりの頃は、想像もできないことでした。

今回は7月に行われた、タイ仏教の出家得度の様子を、私日本人の目線・感覚でまとめます。

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▐| タイ仏教の出家得度とは?

宗教における出家というと、俗世を離れ、その宗教に一生身を投じるようなイメージがあります。

もし自分の家族の誰かが出家すると言い出したら、まず反対するでしょうね。

しかしタイ仏教において出家とは、私たちが抱いている出家のイメージとはちょっと違います。

もちろん一生タイ仏教に身を投じ、僧侶として残りの人生を生きていくこともありますが、期間限定で俗世を離れ、僧侶として生活することができるのです。

期間は様々で、1週間とか数ヶ月とか。

タイでは男性は人生において一度は出家した方がいいとされていて、成人した男子はこの期間限定の出家をします。その出家をするための式が得度で、日本で言うところの成人式のような感じです。

期間限定ですから家族としては別に反対することはないでしょうし、むしろ喜ばしいことです。

その期間が終了するとまた俗世に戻り、普通に生活をします。

何だか私たち日本人からすると、不思議な気がしますが、こんなふうに期間限定なら、出家してしばらくの間僧侶として生きてみてもいいかな、と思ったりして。

しかしタイでは僧侶になることが出来るのは男性のみです。女性はなることができないのです。

このことを初めて知ったときは、とても意外でした。

というのも、タイって性転換手術先進国ですよね。性転換した人への理解もあるし。だからもうちょっと男女は平等なのかなと。女性は僧侶になれないなんて、こんなところで男女差があるわけですね。

▐| 出家得度ordinationは、こんなことする!

アメリカにはいくつかのタイ仏教の瞑想センターがありますが、その中でも僧侶が在住しているところがあって、そういう瞑想センターは、お寺(temple)と呼ばれます。

そしてアメリカのとある大都市にある瞑想センターかつお寺で、出家得度が行われました。出家する儀式が得度で、英語ではordination ceremonyと呼ばれます。「出家する」はordinateです。

こんな英語、学校では絶対習わないし、受験でも出てきませんよね。

この出家得度が7月に行われ、友人らが出家するので見に行きました。

出家得度の一週間前に断髪式とでも言いますか、髪の毛、ヒゲ、眉毛を剃ります。そして出家得度に向けて式の練習をします。式で唱えるパーリ語を覚えたり。そしてこの一週間の間も、実際彼らがお寺でしていることは、私が体験した1週間リトリートとほぼ同じ内容です。

子供の頃からブラウンのカーリーヘアで、丸坊主になどしたことにない友人が、生まれて初めての丸坊主に。知り合ってからまだ4ヶ月ほどの友人ですが、さすがにあの綺麗なカーリーヘアが無くなってしまって、私も驚きでした。久しぶりに会う友人に、最初は誰なんだか分かりませんでした。

まずはお寺の外を歩く

断髪式から一週間後、遂に出家得度を向かえます。

ちなみにこの出家得度における私の役割は、出家する友人のサロゲートマザーでした。

友人は俗世を離れ出家する、つまり僧侶として生まれ変わるので、私は彼の産みの母親ということに。

何だか良く分からないまま白いブラウスと足首まである長くて白いスカートに着替え、サロゲートマザーとして、得度ではまずお寺の外を、得度で使用される花の飾りを持って、地面の上に敷かれた絨毯の上を歩きました。

日差しが強い外を歩くわけですが、帽子は禁止だったので、シミ・ソバカスができないかと・・・。

そんな個人的な心配をよそに、式は進みます。

出家する人たちが登場し、彼らの後ろを、これから僧侶となって身にまとうオレンジの袈裟を持って歩きます。

本堂で式が始まる!

お寺の外を歩いた後お寺の中へ入り、本堂でいよいよ式が本格的に始まります。

本堂では、ステージ(?)の上にお寺に在住している生涯(出家している)僧侶がずらっと横に並び、客席(?)の一番前の列は、生涯僧侶らと対面する形で、出家人が横に並びます。そして前から2番目の列は、私のようなサロゲートマザーや出家人の家族や近い友人が並びます。

生涯僧侶と共に、パーリ語の読経などが唱えられ、私や出家人の家族友人が、オレンジの袈裟を出家する人たちに渡すと、彼らは一度奥へ引っ込んで着替えてくるのです。

この瞬間、なんだか友人が別の世界へ行ってしまう気がしました。ちょっぴり緊張。

それまでは白い上下の服を身にまとっていた出家人も、オレンジの袈裟に着替えて再び登場すると、ここからは出家した僧侶として扱われます。

生涯(?)僧侶の前でパーリ語で読経や何やら唱え、サロゲートマザーや家族らが贈り物を新僧侶に手渡すのです。

しかし友人らを含む出家人は、既に出家した僧侶。戒律を守らなければならず、女性への直接的な接触は一切禁止です。直接贈り物を女性から手で受け取ることはできません。そこで僧侶は長方形の長いオレンジの布を目の前に広げ、私はそこに贈り物を置いて、その置かれた物を僧侶が手で受けとります。

何だか面倒なやりとりですよね・・・。

出家得度の全ての工程が終了すると、友人や出家人たちは、これから1週間限定で、僧侶として生きるのです。

式の途中、何度も生涯(?)僧侶に向かってひざまづいてお辞儀する場面がありましたが、日本人の私にはどうしてもできませんでした。タイ人にとっては仏様や僧侶、相手を敬うシンボルなんでしょうけど、日本人の私には、単に相手を敬う動作ではないので。というのも、ひざまづいてお辞儀って、要するに相手に土下座ですから、どうしても屈辱感が先走ってしまうのです。

で、無理しないで僧侶への土下座はしませんでした。深くお辞儀をする程度。

出家式が終わると生涯(?)僧侶とは別のテーブルで食事していた友人たちも、出家後は生涯(?)僧侶らと同じ食卓を囲みます。

式には大勢の人たちが来ていました。ほとんどが地元に住むタイ人で、出家得度というのは彼らにとっては特別なことなんだなと思いました。

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▐| つぶやきとまとめ

この出家得度では、私の友人2人が出家しました。その内の一人は、いつも日曜日のマインドフルネス瞑想のクラスでお世話になっている、21歳のイケメン講師。もう一人は妻子持ちの男性です。

式の途中で、右肩の出たあのオレンジの袈裟に着替えた友人らは、めちゃくちゃカッコいい!

パーリ語のお経もしっかり唱えていて、カッコええ。

でもタイ人であるイケメン講師にとって、出家得度は特別なことなわけで、カッコええなんて邪険なことを考えてはいけませんよね。でもカッコいい。

それにしても、友人らが出家すると初めて聞いたとき、このタイの出家制度を全く知らなかった私は、驚きでした。

出家するなんて、どうしちゃったの?また21歳なんだよ、彼女作ったり、誰かと付き合ったりしたくないの?もし何か悩みがあるなら、いつでも相談のるよ。

それからもう一人の妻子持ちの友達は、もしかしたら奥さんと何かあったのかなと・・・。

とても心配しましたが、1週間の限定出家ということで、ほっとしました。

もしあなたが男性で期間限定出家に興味があるなら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに既婚者でも期間限定出家できます。その際は配偶者の許可が必要です。

以上、タイ仏教の出家得度に参加した感想でした。

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